2024年11月02日
野沢温泉
野沢温泉外湯
野沢温泉の開湯には諸説あり奈良時代(724~748年頃)野沢温泉に行基菩薩が発見したとも(近くにある小菅神社にも行基の伝説が残されています)、養老年間(717~724)に猟師が巨熊の射抜いた際、熊が湯浴みをしたのを見つけたのが始まりとも、山伏が修行の際この地を訪れ発見したとも伝えられています。記録的には文禄9年(1272)に「湯山村」として記載があり、湯山は温泉を連想させる事から既に温泉地としての認識がなされていたようです。順徳天皇の御代(1210~1221年)には朝廷が選出した日本三御湯(名取御湯:秋保温泉・信濃御湯:別所温泉・犬養御湯:野沢温泉)に数えられました(諸説あり犬養御湯:野沢温泉ではなく三函御湯:いわき湯本温泉を上げる説もあります)。
13の外湯があります。そのほんの一部を巡りました。
熊の手洗湯(寺湯): 熊が発見したという古い湯。昔は伝説に因んで手洗湯、後に照湯、寺湯ともよばれていました。
泉質は含石膏-食塩・硫黄泉。
効能は火傷・切傷に効果的。
熊の手洗湯浴槽: : あつ湯とぬる湯があります。ここでは湯温が低めでしたので、両方に入ることができました。
河原湯: 大湯から少し下がったところにあり、昔は渓流に沿った凹地河原にあったところから名付けられました。皮膚病に効き、温度は高くて朝湯に良く、夏場に人気の温泉です。
泉質は含石膏-食塩・硫黄泉泉質は単純硫黄泉。
効能は胃腸病・リウマチ・婦人病・中風に効果的。
大湯外観: 野沢温泉のシンボルともいえる大湯は、温泉街の中心にあり、江戸時代の趣を現在に伝える美しい湯屋建築が目を引きます。開湯については定かでないが、地元では惣湯と呼びならしてきたといわれています。惣というのは中世以来の農民による村落共同体のこと。
泉質は単純硫黄泉。
効能は胃腸病・リウマチ・婦人病・中風に効果的。
大湯内部脱衣場
大湯浴槽: あつ湯とぬる湯があります。


大湯湯もみ板: 湯温が高く、湯もみ板で混ぜて温度を下げないと入れませんでした。あつ湯の方は、混ぜても熱くて入れませんでした。
熊の手洗湯近くの洗濯場外観: 温泉を利用した共同の洗濯場が幾つか点在し、一般的には外湯である共同温泉に併設や一体化しています。他地域の洗濯場とは異なり壁や屋根がある屋内に設置され、洗い場が1つの為、野沢菜など野菜を洗う時は時間帯を変えるなど特徴があり現在でも多くの住民が利用しています。写真の洗濯湯は共同温泉から独立した建物で、建物は木造平屋、切妻、妻入、鉄板葺、外壁妻面部が開放になっていて温泉から出た湯気が外に出やすくなるように工夫されています。
>洗濯場内部
2024年10月8日訪問
野沢温泉の開湯には諸説あり奈良時代(724~748年頃)野沢温泉に行基菩薩が発見したとも(近くにある小菅神社にも行基の伝説が残されています)、養老年間(717~724)に猟師が巨熊の射抜いた際、熊が湯浴みをしたのを見つけたのが始まりとも、山伏が修行の際この地を訪れ発見したとも伝えられています。記録的には文禄9年(1272)に「湯山村」として記載があり、湯山は温泉を連想させる事から既に温泉地としての認識がなされていたようです。順徳天皇の御代(1210~1221年)には朝廷が選出した日本三御湯(名取御湯:秋保温泉・信濃御湯:別所温泉・犬養御湯:野沢温泉)に数えられました(諸説あり犬養御湯:野沢温泉ではなく三函御湯:いわき湯本温泉を上げる説もあります)。
13の外湯があります。そのほんの一部を巡りました。
熊の手洗湯(寺湯): 熊が発見したという古い湯。昔は伝説に因んで手洗湯、後に照湯、寺湯ともよばれていました。

泉質は含石膏-食塩・硫黄泉。
効能は火傷・切傷に効果的。
熊の手洗湯浴槽: : あつ湯とぬる湯があります。ここでは湯温が低めでしたので、両方に入ることができました。

河原湯: 大湯から少し下がったところにあり、昔は渓流に沿った凹地河原にあったところから名付けられました。皮膚病に効き、温度は高くて朝湯に良く、夏場に人気の温泉です。
泉質は含石膏-食塩・硫黄泉泉質は単純硫黄泉。
効能は胃腸病・リウマチ・婦人病・中風に効果的。

大湯外観: 野沢温泉のシンボルともいえる大湯は、温泉街の中心にあり、江戸時代の趣を現在に伝える美しい湯屋建築が目を引きます。開湯については定かでないが、地元では惣湯と呼びならしてきたといわれています。惣というのは中世以来の農民による村落共同体のこと。

泉質は単純硫黄泉。
効能は胃腸病・リウマチ・婦人病・中風に効果的。
大湯内部脱衣場

大湯浴槽: あつ湯とぬる湯があります。


大湯湯もみ板: 湯温が高く、湯もみ板で混ぜて温度を下げないと入れませんでした。あつ湯の方は、混ぜても熱くて入れませんでした。

熊の手洗湯近くの洗濯場外観: 温泉を利用した共同の洗濯場が幾つか点在し、一般的には外湯である共同温泉に併設や一体化しています。他地域の洗濯場とは異なり壁や屋根がある屋内に設置され、洗い場が1つの為、野沢菜など野菜を洗う時は時間帯を変えるなど特徴があり現在でも多くの住民が利用しています。写真の洗濯湯は共同温泉から独立した建物で、建物は木造平屋、切妻、妻入、鉄板葺、外壁妻面部が開放になっていて温泉から出た湯気が外に出やすくなるように工夫されています。

>洗濯場内部

2024年10月8日訪問
Posted by
お風呂好き
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13:48
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